【EOE】トリガーハッピーが配信するEND OF ETERNITY #13

【EOE】トリガーハッピーが配信するEND OF ETERNITY #13

【EOE】トリガーハッピーが配信するEND OF ETERNITY #13

配信終了しました。上のリンクからアーカイブ動画を視聴できます。
今回の配信時間は100分弱。開始から7分間くらいはOP映像を流しています。
また、1:14:20辺りから配信中に使っていたPCでUSB接続音が繰り返し鳴る不具合が発生し、
そのまま配信の最後まで度々鳴っていますので
鬱陶しいかとは思いますが視聴の際はご留意いただけると助かります……。
なお、アーカイブ動画を再生する際に広告が流れる事がありますのでご了承ください。

配信でプレイした内容など

プレゼント配り

今回の内容はチャプター13の攻略。
クリスマスイヴには毎年バーゼルの子ども達にプレゼントを配るイベントがあり、
その役をヴァシュロン達3人が引き受ける事になりました。
が、それにあたってリーンベルはミニスカサンタ衣装(!)を、
ゼファーとヴァシュロンはトナカイの着ぐるみを着ることに。
リーンベル本人は嫌がってますが、その他大勢は大喜びです。画面の向こう側含めて。

実際にプレゼントを配る場面は戦闘形式で展開し、
エリア内の子ども達にグレネードを投げるのと同じ要領でプレゼントを投げて渡します。
ヴァシュロンはダッシュしながら投げるとサッカーボールの如く蹴り飛ばす始末。
中身は大丈夫なんですかね……?

子ども達はサンタ姿のリーンベルにはどんどん駆け寄ってきますが、
リーンベルが3人以上の子どもに接近されるとピヨって行動できなくなってしまいます。
それに対してトナカイさんが近付くと子どもは逃げていくので(当然の反応)
リーンベルが動けなくなったら上手く散らしつつプレゼントを撒くのが基本ですね。
ちなみに子どもにもHPが設定されており、
リーンベルが投げるプレゼントは与えるダメージ(満足度?)が大きく、
トナカイさんが投げるプレゼントはそれに比べて少なめ。
難易度ノーマル(=1周目)ならリーンベルが投げまくるだけですぐに片付くので
作業もすぐ終わる事でしょう。
ミッション開始から終わりまでの時間が短いとボーナス報酬も貰えますが、
特に急いだり工夫せずともボーナス報酬のパーフェクトエイド数個はもらえるはずです。

 

メリークリスマス

プレゼントを全て配り終えた3人は、今回の仕事の依頼主でもあったテレサから
カーディナル達が集まる大聖堂でのクリスマス礼拝に招待されます。
そこでロエンにも会えるかというリーンベルの問いに対し、
ロエンは特にこの日の礼拝に熱心なのできっと会えるとテレサが答えると、
ゼファーやヴァシュロンを置いて1人でリーンベルは大聖堂へと向かうのでした。

大聖堂前で1人歩くロエンを見つけたリーンベルは、彼とのすれ違いざまに
「メリークリスマス」
と一言だけ発し、そのまま進んでいきました。
この言葉を聞いてロエンは激しく動揺します。
ユリスが19歳だったリーンベルを施設から連れ出そうとしたあの時と全く同じだと気づき、
同時に「実験で命を奪われたはずの」リーンベルが生きていると分かったからです。

 

ストーリー解説

ゼニス

話はこのクリスマスから二十数年前……
ロエンが最も敬愛し、一人の女性としても愛していたリデール教教皇・フリーダが
突然この世を去ってしまいました。
この時代にはバーゼル内の人々とクォーツ(天頂の星)との関係性などは判明しておらず
ロエンはただ悲しみに暮れています。

そこに現れたのがバーゼル下層から現れた経典の研究者、サリヴァンでした。
彼は経典からバーゼルの仕組みを読み解き、
経典で「神」と称されるそれの正体がバーゼルの核となっている機械・ゼニスである事を
教皇亡き後に最高指導者となったロエンに伝えます。

「こんなものが神だと言うのか!こんな機械が教皇の死を決定したと言うのか!」

と憤るロエン。しかしサリヴァンは冷静に
「これを意のままに操る事ができれば全てが変わる」と告げ、
「理論と感情が融合した新たな信仰」を提案します。

ゼニスには人知を超えたような機能(聖刻の発動など)がありますが、
人が作った機械である事には変わりありません。
サリヴァンはゼニスがバーゼル内の人間の寿命を設定している事、
そしてその仕組みを解明すれば教皇をロエンから奪った突然死を無くせる事を教え、
「キャンドル・チルドレン・プロジェクト」を提唱したのでした。

 

医者のおじいちゃん

実験の内容は簡単に言えば、ゼニスを操作して新生児の寿命を設定し、
設定どおりの日時に対象が死ねば成功……というもの。
これを繰り返す事でゼニスを操るための仕組みをより詳しく解明する事が目的です。

実験台に選ばれた新生児は20人おり、
毎年1人の子どもがゼニスによってクォーツを砕かれ、研究施設から姿を消していきます。
実験の指揮はサリヴァンが執っており、実験台の子ども達を教育していたのが
リーンベルが「先生」と慕うユリスでした。
施設にいた頃のリーンベルは楽しそうに過ごしてはいましたが、
逆に言えばリーンベルを含めた実験体の子どもたちは寿命を迎えるその時まで
「生きた状態」でいなければならず、病気や怪我で死ぬことは絶対に許されません。
故にそうした危険が潜む施設の外には、最期の日を迎えるまで出られませんでした。
チャプター6の冒頭ではそれに苦悩する医者らしき人物も登場していましたね……。

理不尽な死から人々を守るため、という大義こそありますが
実際はこの実験は幼い子ども達の命を奪っていく非人道的なものです。
ロエンは20年以上もの間ずっと、この実験の内容を知りながら
ほぼ一部の人間(ヴェロニク等)にしかゼニスの正体を明かさず、
神に仕えるカーディナルとして人々を導いてきました。
すべては人々のため、そして教皇が理想としていた
「すべての人が自分を生きる世界」を実現するために……。

長い年月の間に押し殺してきたロエンの想いは計り知れません。
ゲーム中ではいつも苛立ってるな、酒飲んでるなという印象ばかり残りがちですが、
実際は物凄く誠実で、心から民衆を想う為政者なのです。それがロエンという人物です。

 

ロエンの焦り

実験の末、対象だった20人の子どもは全てクォーツを砕かれました。
それは即ち20人の子どもの命を犠牲にしたという事。
この犠牲があってゼニスの寿命設定の仕組みは解明され、
ロエンにはサリヴァンからゼニスを操作するための鍵(教皇の指輪)を受け取りました。
それでもロエンは研究の具体的な成果を問うのですが、
サリヴァンから経典の最後に記されている
「神に仕える巫女の死と復活、再臨」の話も追及する価値がある……と言われ激昂します。
実験が終われば真相を知っている自分は消される――
そう思ったからなのか、敢えてサリヴァンは保身のためにその話を持ち出したのでしょう。

経典を解釈するとしたら、神に仕える巫女とは亡き教皇フリーダのこと。
奇跡によって教皇が生き返る可能性があるとしたら……
ロエンの心は二十数年前の時と同じように揺り動かされるのでした。

しかし、3年前に研究施設から外へと行かせてそのまま死んだと思われたリーンベルが
再びロエンの前に、あの時と同じ言葉をかけて現れています。
それならばサリヴァンの行っていた実験は失敗だったのか?
リーンベルよりも前にクォーツを砕かれて死んだ19人の子どもの死は無意味だったのか?
自分は長い年月の間サリヴァンに弄ばれていたのか?
ロエンの迷いは怒りへと変わり、サリヴァンの行方を必死に探りますが
同時にリーンベルが生きていたと知ったことで、
サリヴァンが持ち掛けた奇跡「復活・再臨」の話を疑えなくなってしまいます……。

 

次回予告

……という訳で、解説がかなり長くなりましたが
ここからエンドオブエタニティの物語は大きく動いていきます。
前チャプターの話も織り交ぜたので文章量が凄い長さになってますね(反省)
個人的にはここからの話の流れが本当に印象深く、
どうしても多くの方に理解して欲しいと思ったので、
いつも以上の長さの記事を作ってみました。
EOEの考察とか、ネットで検索してもほとんど出てきませんしね……。

次回のエンドオブエタニティ配信は5月24日(水)の22:30から開始予定です。
次の内容はチャプター14。物語も終盤へと入っていきます。
難易度も更に上がるので、毎回90分内に収まるかが凄く不安ですね(白目)
どうにか今月中に完結できるよう頑張ります。

 

それではまた。