トリガーハッピーが配信する幻影異聞録＃FE #10

【あらすじ】
大東テレビのイドラスフィアにて、ディレクター（のミラージュ）から
歌番組でアニソンを歌う予定だった歌手がドタキャンしてしまい、
代わりに誰かがその曲を歌ってくれないかと頼まれる。
指定されたアニソンはバリィが好きな「ディア魔女いろは」の主題歌であり、
まずは歌詞や曲を覚える必要があると考えた樹たちは、
バリィが所持しているCDを聴きにいくため、渋谷の烏頭目芸能塾へ向かった。

曲を熱心に聴く樹たちだったが、
霧亜は特にこのアニソンが気に入ったらしく、霧亜が自ら歌う事を申し出る。
その決意から生まれたパフォーマで新たな力を身につけた霧亜は
イドラスフィアにいるディレクターの前で歌を完璧なまでに歌い、
見事に代役として抜擢される事になった。
ところが少し経ったあと、番組内容に変更が生じたらしく
アニソン枠は外されてしまったとディレクターから告げられる。
それでもイドラスフィアの奥へ進む足掛かりを得た一行は
敵に操られているバリィがいると思われる番組セットへと向かうのだった。

【あらすじ】
幻想大東テレビの奥へ進んでいった樹たちは、ついにバリィのもとへたどり着く。
するとそこにバリィを心配していたまもりも駆けつけ、
懸命にバリィに正気に戻るよう呼びかけた。
ミラージュに憑りつかれながらもまもりへの想いを保ち続けていたバリィの言葉を聞き、
まもりの歌がバリィを解放するかもしれないと樹は考え、彼女の歌声を届けさせる。
歌によって周囲の邪気が消え、バリィがミラージュの呪縛から解放された隙に
樹は取りついていたミラージュを分離させ、
元凶である呪縛のドーガを倒しに挑みかかった。

激しい戦いの末にドーガは倒れ、バリィも完全に正気に戻った。
その時、まもりの中から強いパフォーマの輝きが放たれ始め
それを見たバリィは、まもりがドーガのマスターとなる事を提案する。
実はバリィは昔ドーガのマスターとして悪しきミラージュと戦っており、
かつて強大な敵と戦って敗れた後、ドーガは敵の手に落ちてしまっていたのだ。
強力なパフォーマを持つまもりは、否応なしに戦いに巻き込まれてしまう――
バリィはそう考え、かつての戦友でもあるドーガにまもりを任せたいと話し、
まもりもそれを受け入れることを決意する。
かくして、まもりの力によって我に返ったドーガは
新たなマスターであるまもりと共に戦う仲間となった。

その後、ゲートを抜けて大東テレビのスタジオに戻った樹達の前に旗中が現れる。
旗中は渋谷106での事件でイドラスフィアに迷い込んで以来、
ミラージュが起こす事件やイドラスフィアに興味を示しているらしく
独自に探りを入れているような様子を見せていた。
霧亜から深入りしないよう忠告されつつ、
旗中はダイバーTVスタジオで急な人事改変があり、社長が変わった事を話す。
新社長は経歴不明の謎が多い人物でもあり、
どういう事情があるのかと旗中も不思議に思っているようだった。
最近頻発しているミラージュ絡みの事件と関係があるのでは、と警戒しつつ
樹たちはフォルトナ事務所へ戻っていく。