トリガーハッピーが配信する天地創造 #4

【あらすじ】
遊牧民からタクラマカン砂漠の抜け方を教えてもらったアークは
砂漠を西に抜けてヨーロッパへ足を踏み入れる。
最初に訪れたルワールの村には王の圧政に苦しむ人々が暮らしており、
村の宿屋に立ち寄ったアークは宿の主人に
ぼったくりのサービスを押し付けられてしまった。
しかし、そこに現れたルワール城の女剣士フィーダがアークを助け、
王女のムコ探しをしている話をして去っていく。

翌日、ルワール城を訪れたアークは
王女の結婚相手の立候補者として城の奥へと通された。
キザの傭兵のロイドをはじめとする候補者が集まる中、
最初に呼び出されたアークは王女と対面して驚愕する。
王女の容姿は地裏にいたエルとうり二つであり、
王女の名前もまたエルだったのだ。
国王によればエルは心に深い傷を負っており、言葉を発せなくなっているため
彼女が話せるほどに心を開いた相手を婚約者として認めるという。
アークはエルに話しかけるが、エルは全く言葉を返そうとせず
他に話せるようになる手段を探すために城を後にするのだった。

【あらすじ】
ルワールの村の宿屋にいた薬屋が材料となるきのこを探していると聞き、
アークは北東のマッシュの森に向かって貴重なきのこを持ち帰る。
これを受け取った薬屋は、効き目抜群のねむり薬をアークに渡した。

ねむり薬をルワール城の厨房にある大釜に流し込み、しばらくして様子を見に行くと
城中の人間が眠ってしまっており、警備兵もアークに気付かないようだった。
この隙にアークは国王の部屋に忍び込み、
隠し通路の奥でまもりのすずを手に入れる。
城の図書室の記録によれば、北のノルフェスターの森を進軍する際に
このまもりのすずが正しい道を知らせた事で森の先へたどり着けたという。

ノルフェスターの森に向かったアークは鈴が知らせる正しい道を進んで奥へ向かうが、
森の暗闇の中で突然少女の叫び声が響き渡った。
声のした方へと走り、魔物を倒すと
そこにはアークを追ってきていたメイリンがいた。
仕方なくメイリンを連れていく事にしたアークは更に森の奥へと進んでゆく。

【あらすじ】
アークとメイリンは森を抜け、廃村となったストークホルムに到着する。
しかしその村の風景は、かつてアークが暮らしていたクリスタルホルムと全く同じだった。
アークが困惑していると、そこに住み着いていたオオカミの群れが2人を囲むが
森で見つけた犬笛を吹くと、オオカミたちは離れていった。

ルワール城の図書館には、かつて国王が軍を率いてこの村に侵攻し、
住んでいた村人たちを全員処刑したという記録も残されており
その村の生き残りの少女がエル王女として国王に連れ帰られた、
という噂も流れていた。
無人となったエルの生家の奥で、エルと彼女の両親が描かれた肖像画を見つけると
メイリンはこれを使ってエルに両親の幻を見せようと提案する。
これならエルの心も動かせると考え、2人はルワール城へと戻り
再びエルがいる謁見の間へと向かった。

タイミングを見計らい、エルと国王にストークホルムの幻を見せるメイリン。
国王は処刑したエルの両親の姿を見て狼狽するが、
一方でエルは両親の幻に優しく語りかけられ、ついに父と母を呼ぶ声を漏らした。
しかしその事でエル自身は過去を思い出したのかショックを受け、
真相が明るみに出る事を恐れた国王はムコ探しの催しを中止し、
アークを城の外へと追い出してしまう。

その日、村の宿屋で眠っていたアークにクリスタルホルムの長老が語りかける。
長老が言うには、世界には天才と呼ばれる人物が存在し
彼らがアークの助けを待っているというのだ。
南に向かえ、という長老の言葉を聞いて目を覚ましたアークが村を出ようとすると
宿の女将から国王が何者かに殺されたという話を聞いた。
エル王女も行方が分からなくなっているらしく、メイリンとも城で別れたきりだが
ひとまずアークは長老の言葉に従い、関所を越えて南の国を目指すのだった。