【HOD考察】ジェームズ・テイラーという人物に関する謎

【HOD考察】ジェームズ・テイラーという人物に関する謎

ハウスオブザデッドシリーズにおいて何度か登場した
AMSエージェントのジェームズ・テイラー
最新作のスカーレットドーンでは名前だけ登場する人物ですが、
作中のセリフなどから気になる点が浮かび上がってきたので
個人的な考察をここに連ねていこうかと思います。

ジェームズ・テイラーとは?

HOD4 ジェームズ&ゲーリー

シリーズをあまり知らない人のために
まずはジェームズの活躍について振り返ってみます。

初めて彼が登場したのはTHE HOUSE OF THE DEAD 2(以下HOD2)。
作中では主人公として登場し、同じAMSエージェントのゲーリー・スチュワートと共に
ヨーロッパ某所で2年前のキュリアン邸事件の関係者、ゴールドマンについて調査していた
前作の主人公の1人・Gと合流しようとしたところ、
街中に溢れかえったクリーチャー達の襲撃を受けます。

Gは負傷していたものの一命を取り止めており、
同じくAMSから派遣されたエージェントであるハリー・ハリスエイミー・クリスタルと合流し
ジェームズ達は事態の収拾や逃げ遅れた人々の救助のために
クリーチャーで溢れる街を進んでいきます。
ハリー達の調査でこの事件の首謀者がゴールドマンである事が判明し、
一行は二手に分かれてゴールドマンの元へと向かいますが
途中でハリーとエイミーは罠にかかり、ハリーは重傷を負ってしまいました。
ハリーから車のキーを託されたジェームズは、ゲーリーと共に車に乗り込み
ゴールドマンの本拠であるビルへと向かいます。

ビル内部のクリーチャーを倒しながら進み、最上階でゴールドマンと対峙したジェームズ達は
ゴールドマンが「自然界の頂点に立つ存在」として作り出したクリーチャーである
エンペラーと戦い、これを撃破しました。
戦いを見届けたゴールドマンは「いずれ私の第二第三の後継者が現れるだろう」と言い残し、
ビルの屋上から身を投げます。
手段はともあれ、自然界のバランスを戻そうと考えていたゴールドマンの野望を阻止し
「自分達は本当に正しかったのだろうか」と悩むゲーリーに対し
「答えはこれから見つけていくしかない、人が生きようとする意志がある限り……」と答え
仲間のもとへと帰っていくのでした。

これが2000年2月26日に発生した、後に『ゴールドマン事件』と呼ばれる出来事であり
ジェームズ達が初めてクリーチャーと戦ったとされる事件でもあります。

 

HOD4 ジェームズ&ケイト

その次にジェームズが登場したのはTHE HOUSE OF THE DEAD 4(以下HOD4)。
ゴールドマン事件から3年後の2003年、
新たに不穏な動きが世界中で起こっていると感じたジェームズは
AMSのヨーロッパ支局ビルを訪れていました。
新人エージェントのケイト・グリーンに案内され、ビルの地下深くにある資料室へと向かいますが
突如大きな揺れが2人を遅い、ジェームズ達は資料室に数日間も閉じ込められてしまいます。
外部との連絡が取れず、一行に救助が来る気配も無いと思っていたその時
3年前の惨劇と同じクリーチャーの大群が資料室の扉を破って2人に襲い掛かりました。

ジェームズとケイトは持てるだけの武器を手に地上への脱出を試み、
AMSビルの地下から下水道、地下鉄を抜け
都市の地下街からようやく地上へとたどり着きますが、
既に街は崩壊しており、生存者の姿は見当たりません。
惨状を目にして愕然とするケイトをジェームズが励ましていると
彼のもとに謎の人物から1通のメールが届きました。
「AMS諸君 しばらくぶりだな… 役者と舞台は揃った…」
メッセージと共に表示される「核発射まであと1時間」のタイムリミット。
ジェームズはこのメールから一連の惨劇がゴールドマンによるものだと悟り、
ケイトを連れて3年前の事件の決戦の地、ゴールドマンビルへと再び向かいます。

ビルにたどり着き、ゴールドマンの遺言に従いビルを守っていたスターとの戦いで
ジェームズは負傷してしまいますが、それでも希望を捨てずに最上階を目指し
ゴールドマンの部屋にあった端末を操作して核の発射を止める事に成功します。
するとゴールドマンが遺したと思われるメッセージが再生され、
ビル前の広場に巨大な物体が現れました。
物体の中から現れたのは「全ての者の頂点」を自称するワールド
ジェームズとケイトはこれを倒すべく応戦しますが、
ワールドは倒れながらも成長を繰り返していきます。
自分達の手に負えないと感じたジェームズは、持っていたPDAである装置を起動し
「ケイト 希望を決して… 失うなよ…」
と告げた後、ワールドの側へと一人飛び込み
作動した衛星兵器の砲撃で敵もろとも轟音を立てて消滅しました。

ワールドは倒され、その場にはケイトのみが残されましたが
ジェームズに託された希望を胸に、静かにゴールドマンビルを後にするのでした。
後にケイトは荒廃した街でGと再会し、甦りつつある脅威と戦う事になるのですが
それはまた別の物語。
これらが2003年に発生した、世界崩壊の発端となる事件とされており
ジェームズはこの事件中に死亡したことになっています。

 

ジェームズは別の事件でもクリーチャーと戦っていた?

HODScD ジェームズの謎

これまでのHODシリーズの中でジェームズが登場したのは
HOD2とHOD4の2作品(タイピングやHODEX等は除く)だったのですが、
シリーズ最新作のスカーレットドーンにおいて、気になる会話シーンがありました。
その会話とは、Cルートにてボスのハングドマンを倒した後の

ライアン「兄貴(ジェームズ)はいつもこんなのと戦っていたのか?」
ケイト 「私が知っている事件でも少なくとも3度ほど……」

というもの。
ケイトが言う「3度」のうち1つはゴールドマン事件、
もう1つは2003年の世界崩壊の事件である事はほぼ間違いないとしても
あと1つの事件がどのような事件なのかは明らかになっていません。
一応、HOD2のベストエンディングで初代HODの主人公、トーマス・ローガンに会い
「行こう 次なる俺たちの戦いへ」と告げられているので
彼と解決にあたった「次なる戦い」がもう1つの事件である可能性もありますが……

 

HODScD ジェームズの言葉

もう1つ、ジェームズについて言及されているのがチャプター0にて館が崩れ始める場面。
パーティ会場に現れたクリーチャーの大群に応戦し、

ケイト 「3年前……ジェームズが言っていた通りだわ」
ライアン「兄貴が?!」
ケイト 「この先、本当の戦いが起きる、と」
ライアン「本当の戦い?」

という会話シーンが流れます。

3年前というとケイトがジェームズと共に直面した2003年の事件(HOD4)が思い浮かびますが、
HOD4の作中でジェームズがそのような台詞を言う場面はありません。
単に作中では語られなかった(流れていなかった)場面なのでは、とも考えられるものの
ラスボス戦の前で

 

HOD4 ジェームズ&ケイト

「ケイト! 最後の戦いだ… 全てを断ち切るぞ!」
と発言しているところから、その後に起きる『本当の戦い』を予見していたとは考えにくいです。

また、個人的に気になっているのがスカーレットドーンの事件は20XX年に起きているという点。
Overkillが1990年、HODが1998年、HOD2が2000年、HOD4が2003年と
これまでの事件が起きた年は明確になっているのに対し、
本作は何年に起きた事件なのかは明らかにされていません。
ジェームズについてもゲーム中では「数年前の事件で命を落とす」と紹介されています。
仮に本作がHOD4から3年後の2006年だとすれば、
「20XX年」や「数年前の事件で~」という表記にならないはずなのですが……

以上の事から、ひとつの仮説が生まれました。

 

ジェームズは『HOD4』では死んでいなかった?

HOD4 エンディング

先述の通り、ジェームズは2003年の事件(HOD4)で命を落としたと考えられていました。
しかしスカーレットドーンでのケイトの発言から、
ワールドとの戦いの後に何らかの形でケイトと再会し、
再びクリーチャーとの戦いを経てから死亡した……とも考えられます。
あの爆発の中からどう生き延びた(or蘇った)は分からないとしても、
HODのソフィーやHOD3のダニエルのように
「死んだと思われた人物が実は生きていた」という先例がある
ジェームズがHOD4の時点では死んでいなかったという可能性もゼロではありません。
さすがにそこは死んどけよ、と突っ込まれそうな気もしますけれども……。

 

HOD4 エンディングのG

ちなみに、ジェームズの死に言及している人物として
HOD4のエンディングに登場するGも挙げられます。
エンディングの内容はGがゴールドマンビルの前、ワールドと戦った広場にて
爆発の跡を見つめながらジェームズへの手向けの言葉を残して立ち去る、というもの。

Gは後にHOD4SPの主人公としても登場しますが、
その時の姿は4のエンディングに登場した姿(=HOD3の姿)よりも若かったので
このエンディングに出てきたGは何だったんだよ、と思われていました。
しかし、もし本当にジェームズがワールドとの戦いの後も生存しており
数年後に同じ場所で最期を迎えたとしたら
Gが年老いてからこの場所を訪れているのにも納得がいきます。
…まぁ、この仮説は完全に後付け&自分の想像が多分に含まれているため
正式に続編で真相が描かれるまでは何とも言えませんけれども。

 

終わりに

シリーズが進んでいく毎に謎が深まっていく、というところが
HODシリーズの魅力のひとつだと自分は思っています。
元々自分はゲームなどの設置考察が好きな人間なのですが、
今回紹介したジェームズに関する謎をはじめとして
スカーレットドーンでは新たな謎が浮かび上がっており、
自分だけでなく他のHODファンの方々も色々と考察している様子を見て
ちょっと嬉しくなったので、このような記事を作ってみました。

新作のエンディングでも「次回のハウスオブザデッドに続く」とありましたし
どのような形で伏線が回収されていくのか、
今回の記事で紹介した仮説は正しかったのか……
これから先が本当に楽しみです。まだまだ死ねませんね。

 

それではまた。