合言葉は「のばら」
ゲームについての紹介

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プレイ日記第2弾は『FINAL FANTASY Ⅱ』。前回と同じく、こちらもピクセルリマスター版をプレイしていきます。
本作にもエンカウントOFF、取得ギル2倍などにできるブースト機能が搭載されていますが、エンディングを迎えるまでは使わない方針で進めていく予定。
……まぁ、別のセコい手で稼いだりはしますけれども。

本作の特徴は、何と言ってもレベルアップの概念が無いところ。
じゃあどうやってキャラが育つのかと言うと、戦闘中に取った行動とその回数に応じてHPや力、知性等のパラメータが上がっていくようになっています。
武器による攻撃を繰り返せば力が、攻撃魔法を繰り返し使えば知性が上がっていく……という感じですね。
また、武器や魔法にはそれぞれ熟練度が設定されており、こちらも繰り返し使う事で与えるダメージや効果・成功率などが上がる仕組みです。
剣で戦えば剣の、斧で戦えば斧の熟練度が上がりますし、魔法に関してはファイアを何度も使って熟練度を上げれば1発あたりの威力が増加します。なので本作の魔法にはラ系・ガ系などがありません。
能力値にせよ熟練度にせよ満遍なく伸ばそうとすると途方もなく手間がかかるため、キャラ毎に得意な武器や魔法(属性)を決めて特化させていく育て方がお薦め。今回の攻略もその辺りを意識しながら進めていきます。
本日のプレイ内容
ストーリー冒頭

長く続いていた平和が、今、終わりを告げた。
……という不穏すぎるナレーションから始まる本作のストーリー。
パラメキア帝国の皇帝が魔界から魔物を呼び出し、世界征服を始めたことで各地は甚大な被害を受けていました。
これに対抗すべくフィン王国は反乱軍を立ち上げますが、帝国の圧倒的な戦力には敵わずに辺境の町アルテアへと撤退しなければならかったを余儀なくされます。
フィンの城下町は帝国の攻撃を受け、町で暮らしていたフリオニール、ガイ、マリア、レオンハルトら4人の若者は命からがら逃げ出すも、帝国の黒騎士に追いつかれてその凶刃に倒れてしまうのでした……

しかし幸いな事に、反乱軍のメンバーによってフリオニール達は保護されて一命を取り留めます。
が、マリアの兄・レオンハルトだけは行方不明に……。
残った3人はリーダーを務めているヒルダ王女に謁見して反乱軍に加えてもらうよう懇願しますが、素人はダメ(意訳)と一蹴されました。まぁ今の実力じゃまた返り討ちに遭うのが関の山ですし。
帰る場所が無いならこのアルテアの町で暮らせばいいと告げられ、反乱軍の合言葉である【のばら】を教えてもらいました。
アルテアの町 ~ ガテアの村

しかし辺境の町でくすぶっているような主人公達じゃありません。フィンの町に戻るためにヒルダ王女には内緒で行動を開始することに。
反乱軍の拠点があるアルテアの町には義賊のポール、鍛冶屋のトブール、カシュオーン国の王子ゴードンなど様々な人物もおり、皆が反乱軍の味方です。頼もしい。
しかしゴードンはかなり臆病な性格のようで、自国やフィン王国が陥落した時も真っ先に逃げ出してしまったとの事。
本人はそれを恥じているものの、そこから行動を起こせずにウジウジしています。ヘタレにも程がある。
ひとまず持っているお金でケアルやファイアなどの魔法を買って覚えつつ、防具も調達しておきました。

町の外ではゴブリンやホーネットといった弱い敵が出るので、そいつらを倒して熟練度やお金を稼いでいけます。
普通に戦って倒すだけでもHPや回避率などは少しずつ伸びていきますが、効率良く鍛える場合に有効なのが味方同士で攻撃してHPをギリギリまで減らすこと。
本作では戦闘に勝利した時点でのHPが戦闘開始時よりも大きく減っていると、対象キャラのHPがたくさん成長するようになっています。
味方の攻撃ならターゲットを指定できますし、ある程度加減もできるのでHPを調整しやすく、HPを増強しやすいという訳ですね。
なので最初はいきなり遠出せず、アルテア周辺でHPを成長させてから足を延ばすことにしました。やっぱりレベリングって大事。

アルテアの町から北に進むとガテアの村がありました。
ここも帝国の攻撃を逃れていますが、帝国の大戦艦が完成したら狙われるかもしれない……と住人たちは不安な様子。
村にも宿屋やお店があるものの、品揃えはアルテアの町と大して変わりません。フィンの町に潜入する前の拠点にする程度と考えて良さそうです。
フィンの町

ガテアから川沿いにぐるっと回るように移動し、北へ進むとフィン王国が見えてきます。
城下町には普通に入れたものの、辺りは強い帝国兵だらけ。おまけに魔物までいます。
兵士に話しかけた場合は「きさまら、反乱軍だな!」と一発で見抜かれてキャプテンとの戦闘に。
3人に勝てる訳無いだろと強気で挑んでも、相手は中盤に出現するレベルの強さ。全く太刀打ちできずに冒頭の黒騎士よろしく斬り捨てられます。今は話しかけないでおきましょう。今はね。
ちなみに戦闘に入っても逃げる事は可能です。見逃してくれるだけ優しいのかもしれない。

町の外れにある酒場には逃げ遅れていた店主がおり、彼に合言葉の【のばら】を伝えると店の隠し通路について教えてくれます。
その先にある部屋にはカシュオーンの第1王子・スコットの姿が。
フィン王国が帝国の襲撃に遭った時、ヒルダ王女やゴードンを逃がす為に(ゴードンは真っ先に全速力で逃げてましたが)自ら囮となって討ち死にした……と聞いていましたが、辛うじて生き永らえていたようです。
しかしスコットの受けた傷は深く、もう永くはないとのこと。
彼はヒルダ王女の婚約者でもあったようで、最期に愛を伝えたかったようですが「死ぬ人間の告白など彼女を悲しませるだけだ」と、何も言わないように頼んできます。切ない……。
スコットはフリオニール達が反乱軍側の人間である事を知ると、フィン王国のボーゲン伯爵が裏切ったことを伝え、彼が持っていたリングを託して息絶えました。
フリオニール達はリングをヒルダ王女に届けるべく、アルテアの町へと戻ります。
あと遺言を話している最中にレオンハルトの行方について尋ねたマリアはちょっとノンデリな気がしないでもない。
アルテアの町

ヒルダ王女にリングを見せると、それがスコット王子の物だったとすぐに気付いた様子。
スコットの最期を伝えたフリオニール達は、帝国兵だらけのフィンの町に潜入して生還してきた実力を認められ、正式に反乱軍への加入を許されるのでした。
そして早速与えられた最初の任務は、強い装備を作るための素材となるミスリルの調達。
これにあたり、反乱軍のブレーン的存在である白魔道士のミンウが同行してくれる事に。物語冒頭で死にかけたフリオニール達を蘇生したのもこの人です。
彼は前作でもお世話になったカヌーを持っているため、これで川や湖を移動できるようにもなりました。
そして何よりミンウさん自体が強い。ケアルやレイズ、エスナといったあらゆる白魔法を覚えている上に熟練度もそれなりにあるのでメチャクチャ頼りになります。
これだけ強い人が仲間に加わったとなれば、やるべき事はひとつ……!
フィンの町(寄り道)

そう、FF2の稼ぎで有名なキャプテン狩りです。
先述の通りキャプテンは中盤に出てくるような強い敵なのですが、あらゆる白魔法と高めのステータスを兼ね備えたミンウさんが要れば、ギリギリ勝てない事もありません。
主な方法は2つ。テレポで消し飛ばすか、瀕死状態のミンウさんにチェンジを使わせて敵とのHP・MPを交換し、そこを黒魔法で仕留めるかという戦法です。
前者が断然楽ですしオススメですが、事前にミンウさんのテレポの熟練度をある程度上げておかないとほとんど失敗します。最低でも熟練度3は欲しいですね。
手間ではありますが、外のザコ敵相手にテレポを連発させて熟練度を上げておくのが吉。
後者のチェンジを使う方法の場合、こちらは熟練度が最初から3なので成功させやすいものの、やはり確実ではありません。魔法が入った上でトドメを刺すという手間もかかります。
その間にキャプテンの攻撃で戦闘不能者が出るリスクもあるので、よほど拘りが無いならテレポで消すのが良いでしょうね。

キャプテンを倒す事ができれば300ギル、450ギル、炎の弓、黄金の鎧、カーズの本、トードの本のいずれかをドロップします。
装備品はこの時点ではかなり強力なので装備しても良いですし、売ってお金に換えても結構な額になります。本も然り。
ひとまず今回の稼ぎで炎の弓(マリアに装備)、黄金の鎧(ガイに装備)、トードの本(マリアが習得)はゲットできました。
これでこの先の攻略も非常に楽になるかも……? といった所で、今回はここまでです。

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